2022年3月26日土曜日

第220回 音を楽しむ会

 3月の音を楽しむ会はクラヴィーコード 内田輝さんによる演奏会を行いました。

 

                     今回の演目は...

         0. 「前奏曲」:サックス

         1. 「 snow bird 」:クラヴィーコード

         2. 「 グレゴリオ聖歌 編曲 」:クラヴィーコード

         3. 「 レイニーアイランド 」:クラヴィーコード

         4. 「 グレゴリオ聖歌 編曲 」:クラヴィーコード

         5. 「 バッハ 平均律 プレリュード 」:クラヴィーコード

         6. 「 シルクロード 」:クラヴィーコード


会場の照明を全て落とし、3本の蝋燭の灯だけで始まりました。

後ろまで聞こえるか分からないくらいの音色で、一音一音と向き合うことのできるクラヴィーコード。

「 グレゴリオ聖歌 編曲 」では、清水寺の舞台に使用されていた木材が材料であるクラヴィーコードを使い、即興的に演奏して頂きました。西洋と東洋の融合により、清らかで澄んだ音色の中に、雅で華やかさを感じられた1曲でした。

強い雨音を忘れてしまうくらいの心地好い音色に聞き入った音を楽しむ会となりました。





次回の音を楽しむ会は4月26日(火)、ピアノ 橋本秀幸さんによる演奏会です。
どうぞお楽しみに!

2022年3月4日金曜日

2022年3月 宮澤 有斗展

  3月4日より大黒屋サロンにて「宮澤有斗 展」を開催しております。

 

 栃木県益子町生まれ、岩手大学教育学部卒業後、大黒屋で4年間勤めた後、生まれ育った益子にもどり作陶しています。益子の陶芸家、父親の宮澤章さんのもとで、小さい頃から陶芸、土に触れて生活してきました。



宮澤さんは自身の作品について「痕跡が残るものを。制作過程が滲み出てくるものを。匂いを感じるものを。」と感じとれる作品つくりを心がけているといいます。
 近年力をいれて制作している研磨して剥がし手の跡を残す意の痕定手(こんじょうて)の作品は鉄分の多い赤土使って、土灰(木灰)を利用した釉薬で仕上げます。本焼き後、釉薬を剥がし表面を磨き上げることで、不思議とどこか懐かしい手触感に時の経過を感じとれるような作品となっています。

 2017年以来、2回目となる大黒屋での個展。大黒屋の空間に合わせ普段制作するよりも大きめの作品も制作していただきました。春を楽しめるような花器、一輪挿しに壺。大、中、小と重ねておけるシャーレ皿や小鉢。カップ類など全120点前後の展示を予定しています。ぜひご高覧いただけたら幸いです。

 

会期 : 2022 年 3 月 4 日 (金) - 3 月 28 日 (月) 9:00 - 17:00
会期中の休館日:3月1・2・3・15・16・17日                
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。