10月の音を楽しむ会はヴァイオリン 新村隆慶さんによる演奏会を行いました。
「空間に呼応する音」を追求する新村さん。ヴァイオリン以外にも、フィンランドの民族楽器である、カンテレ、トイピアノ、古楽器サルタリー(プサルタリー)など様々な楽器を使い、この場の空気に呼応するように、ここだけの音が作られました。
一音一音どの音を集中して聴くかで、感じ方が変わる新村さんの演奏。
会の最後にはルーパーを使い即興曲を披露。音と対話するように、音を聞き、音を重ね、ひとつの音楽が出来上がりました。
水や鈴など身の回りにあるものも、「物」から「音」として認識することで、音楽になり、物の価値に奥行きが生まれるのだと感じました。
新村さんの繊細で多彩な音色に聞き入った音を楽しむ会となりました。
次回の音を楽しむ会は11月26日(日)、ソプラノ 西田真以さんによる演奏会です。
どうぞお楽しみに!