今月の音を楽しむ会では、毎年のように出演されている鼓の藤舎呂英さん、日本舞踊の花柳美輝風さん、琴の吉澤延隆さんによる邦楽の演奏が行われました。
藤舎呂英さんによる小鼓のソロ「飛翔」に始まり、琴と鼓の共演、更に舞踊が加わります。
湖面を飛び立つ水鳥の群れや、雄大に空を飛ぶ鳥のようなイメージで奏でられる曲もありました。
楽器についても楽しくお話をしてくださりました。
琴はもともと龍に例えられて形づくられたそうです。改良を重ねて現代の新しい音楽が生まれます。
藤舎呂英さんの鼓は安土桃山時代のものだそうで、表裏の革は打ち込んでから良い音を出すまでに50年、100年と長い年月がかかるそうです。
あまりの美しさに大勢のお客様が息を飲むように見入っていらっしゃいました。
次回7月26日(日)はテノールの上原正敏さんです。
お楽しみに!