今日は吉田喜彦先生のアートを語る会が行われました。
先生と呼ばれることに戸惑う吉田喜彦先生
以下先生ではなく〝さん ″で書かせていただきます。
吉田さんは現在岐阜県可児市にて作陶されています。
お話をしながらもついつい手を動かしてしまうと、照れ臭そうに話し出す吉田喜彦さん。
自分が好きなものをつくりたい。お茶碗でも使っていて心地よいもの。
粉引の器でも、粉引を作るのではなく、白化粧の白の器をつくりたい。
既成概念にとらわれた、枠の中の陶芸をするのではなく、
自分なりの『いいもの』を作っていきたいと語っていただきました。
吉田さんは古いものも多くコレクションされております。
吉田喜彦さんご自宅のコレクション
そんな古いもののいいところは?との質問に対して
「このものをつくりたい人が作ったからでしょうね」と。
まねではなく、技巧的な見せ物でもなく、
いいと思えるなにかをしっかり持って作ったものだからとお答え頂きました。
最後にどんな思いで作陶しているかという問いには
「心のままに」
そんな吉田さんの楽しみは
草花を見ながら散歩をすること
吉田喜彦さんの展示は9月29日までです。
吉田さんの「こころのままにつくられたいいもの」
手にとって感じていただければと思います。