本日より大黒屋サロンにて、宮澤有斗展が始まりました。
白い土を精製していない原土のままで制作した焼成作品、そこに銀彩やベンガラの黒を
ほどこした作品を中心に、益子で作陶する作家の作品約240点展示しています。
白い作品は周囲の環境に溶け込み、銀彩の器はそこに盛られる料理との間に入り、
受け取る人との媒介になる。その作品は「なにものでもなく、なにものでもある」
ようなもの、客体として周囲と関係性をもつ「空っぽなもの」ととらえて制作されています。
陶芸家としてデビューしたのち、4年余大黒屋で勤務した経験から物と人だけでなく
物と物、人と人、物と空間など「関係性の美しさ」を発見したことから制作が
変化したといいます。
銀彩の器をはじめ、器は使う人によって時間の経過の現れ方が違う。
その予測できない関係の積み重ねまでも含めて作品であり、
みなさまにはぜひ手に取り、ともにかかわっていただきたい作品です。
アーティストトークは8月18日20:00~より。毎週末作家も在廊されています。
ぜひお運びください。
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