板室では、毎年降る雪は冬の風物詩。
自然の美を表す中国の詩人白居易由来の言葉に「雪月花」がありますが、
山あいに降りつもる雪は大黒屋だからみられる美しさの1つです。
朝起きて客室から、お散歩してふと見つける景色から、美しい雪の模様をおすそ分けします。
「冬はつとめて」とは言いますが、朝起きて針葉樹の葉の上、広葉樹の枝の上に積もった雪が景色全体を白く変えているのをみた時の驚きは格別です。
全客室からも雪景色を楽しめます。山の雪を見るなら竹の館、雪の中を滔々と流れる川の流れのコントラストを楽しむなら梅の館。
庭の片隅ではいつもの風景がちょっと可愛らしく変身しています。
草花の上にも等しく雪が積もっていきます。冷たいはずの雪がなんだか温かそうに見えるときも。
松、竹につもる様は日本画のようです。
作品の上にも雪が。雪の中での「みんなそろってピーヒャラドン」は目にも鮮やかなコントラスト。
野鳥の森方面に足を伸ばせば、針葉樹の森に積もった雪景色が、まるで違う国にいるように感じることもあります。
冬はもっとも野鳥の集まる時期。運が良ければヤマドリや栗鼠にも出会えます。
お風呂はもちろん雪見風呂。ゆっくり温まってください。
寒い冬でも温泉の恵みは変わることがありません。温泉を使った床暖房がお部屋もあたためてくれます。