安齊賢太さんは福島県郡山市出身。大学卒業後、一時は会社に務めた後、京都工芸専門学校にて陶芸を学び、その後、渡英し陶芸家ダニエル・スミス氏のもとでアシスタント。帰国後、伊豆の陶芸家黒田泰蔵氏のもとで白磁を学び、2010年地元の郡山に戻り独立し築窯されました。
大黒屋での個展は4年ぶり2回目となります。前回の作品展時から作品の質感は、マットな土と木の間のような質感から、自然石のように固くまた艶があり、肌のような柔らかさを備えた質感に変遷しています。そしてさらに洗練されたフォルム、佇まいがただただ美しい。古いものの写しでもなく、安齊さんの作品には不思議と人間がもつ、古代から紡がれきた美意識に訴えかけるようです。一度触れたら忘れられないでしょう。
今展示では、花器、壺を中心にうつわ、約120点を展示いたします。近年は、中国、台湾、アメリカ・ニューヨークなどでの個展も開催し、国際的にも活躍されています。ぜひ、この機会にご高覧いただければ幸いです。
会期:2020年7月1日(水) − 7月30日(木) 9:00 - 17:00
作家在廊予定日: 1,4,5, 10,11,12日
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。
【特別企画】
華道家の上野雄次氏による花生けを7月10,11,12日の3日間限定で開催いたします。
お楽しみに!