7月の音を楽しむ会はチェロ黒川正三さんとピアノ黒川文子さんによる演奏会を行いました。
バッハ=グノー作曲「アヴェ・マリア」は祈りの旋律が心地よく響き、バッハ作曲「無伴奏チェロ組曲第3番よりプレリュード、アルマンド、サラバンド、ジーグ」ではチェロ独唱の美しい展開と共に板室の油蝉の鳴声が聴こえてきて大黒屋サロンならではの音楽世界を感じることができました。
ベートーヴェン作曲「チェロソナタ第3番より第1,第3楽章」はチェロとピアノの華やかな跳躍が印象的で充実した舞曲を、ピアソラ作曲「グラン・タンゴ」ではチェロの多彩な演奏技巧が織り込まれた重層的で味わい深い楽曲を披露していただきました。