6月の音を楽しむ会は謡・舞 川口晃平さん、笛 熊本俊太郎さん、太鼓 姥浦理紗さんによる「能の五番立」を行いました。
〜能の五番立〜
神「高砂」
男「敦盛」(長良川薪能版)
女「羽衣」
狂「天鼓」
鬼「葵上」より祈リ
神「高砂」の早い調べと神々しい舞により、一気に能の世界へと引き込まれます。
演目の途中には、音に追われているかのように鬼気迫る演奏が特徴的な「早笛」も演奏していただきました。
「能は想像力でみるもの」と仰った川口さん。鬼「葵上」より祈リ では愛を失い、怒り、悲しむ六条御息所を、指先にまで気持ちが込められた優美な舞と目では想像しきれない空気感を笛と太鼓で表現して頂きました。
目や耳で見聞きするだけではなく、そこから頭の中で想像し、より一層面白さを深めていく、能の楽しみ方を知った音を楽しむ会となりました。
次回の音を楽しむ会は8月26日(土)、フルート 森川道代さんです。
どうぞお楽しみ!
※ 7月の音を楽しむ会は「休演」です。