2020年6月17日水曜日
梶原靖元 作品紹介
梶原靖元 + 山本亮平 展
会期:2020年6月1日(月)− 6月29日(月) 9:00 - 17:00
会期中の休館日:9,10,11, 24,25日
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。
梶原さんの作品の一部をこちらのブログにてご紹介いたします。
オンラインでの販売にもご対応いたしますので、作品リストなどご希望の方は、メール、インスタグラム、またはフェイスブックのメッセージでご連絡ください。
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【茶碗】
斑々唐津 茶碗 80,000円(税別)
普通なら斑唐津という名がつきますが、こちらの斑々唐津は「斑の中の斑」という意味で梶原さんの中で最高の斑釉にのみつきます。
斑の釉薬は、藁灰ということが定石だったが、梶原さんは当時貴重だった素材の一つである藁が、釉薬の原料だったことに疑問を抱き、さまざな研究と実践を繰り返し、現在はシンプルに草と木の灰を合わせた灰で作られています。
青飯洞 茶碗 50,000円(税別)
黄飯洞 茶碗 30,000円(税別)
梶原さんが窯を構えるすぐ近くにある飯洞甕窯跡は古唐津の時代、茶碗専門に作られていた窯だったそうで、唐津の素材で当時の美濃や志野で人気だった茶碗を目指したと言われていたそうです。その飯洞甕窯ででた陶片から当時の作品を想像しながらできた作品と言えます。こちらの2点は、梶原さんの作陶の中でもいわゆる王道といえるのかな?
高麗白瓷 茶碗 50,000円(税別)
天草陶石を使用した高麗白瓷。
伊万里の腰岳でとれる黒曜石(天然ガラス)と木灰からできる青が美しい釉薬。還元をきかせ欅の灰を多めにすることで青みが強くなるそうです。夏に使いたくなる平茶碗です。
雲泥 茶碗 20,000円(税別)
粉引き茶碗となるこの作品は、梶原さんが制作する作品のなかでも数少ない? 柔らかく使って表情の変化が楽しめる器です。韓国の雲岱里(ウンデリ)で見た粉引から、その柔らかさを唐津の土でも表現できないかと挑戦して作られた雲泥(うんでい)茶碗。
【酒器】
唐津 志野盃 15,000円(税別)
今回、茶碗と酒器数点出品されている梶原さんの志野は、荒川豊蔵が作陶していた地域近くから原料(五斗蒔土)を取り作られた志野です。カリ長石を使用した釉調はなんともお酒がついつい進んでしまいそうです。
無地唐津 盃 10,000円(税別)
シンプルな唐津。まさに無地唐津、どうってことない地味深さ。たくさんある作品の中では見逃してしまいそうな素朴さがなんとも言えず。こういう酒器が手元にあったら、結局一番長くつかってしまうのかなと想像してみたり。
月白 盃 12,000円(税別)
月白釉。詩的な名前に心ゆれます。うっすらグレーに淡い青が重なり、灰がかかったのか?見込にちょんちょんと釉薬が落ちてるのもお酒を飲むたびに楽しめそうな景色です。
白瓷 山盃 12,000円
天草陶石で作る、白瓷の盃。硬い感じのシンプルな山盃でキレが良さそうです。
秘色 片口 20,000円(税別)
高麗白瓷 盃 10,000円
呉器 盃 13,000円
白瓷 筒盃 12,000円
無地唐津 盃 10,000円
【肥前狛犬】
愛くるしい狛犬たち。
背中の哀愁がいいんだよなぁ。と。