2024年2月26日月曜日

第239回 音を楽しむ会

2月の音を楽しむ会はテノール 上原正敏さん、ピアノ 牧瀬愛結さんによる演奏会でした。

上原さんの甘く伸びやかな歌声が会場に響き渡り、第239回 音を楽しむ会が開幕。

「ゆりかごの歌」では、大切な思い出を優しく呼び起こす、お二人の清らかで暖かい音色に涙する人もいました。

会の後半には、上原さんのトーク力を活かした「オペらくご」も行って頂きました。

演目は「寿限無」。寿限無の名場面でもある、名前を繰り返し読み上げる場面では、上原さんのテノールで培った声の表現力と牧瀬さんの臨場感溢れるピアノ演奏を堪能できました。

歌だけではなく、味のある声とピアノ伴奏のついた唯一無二の落語を楽しむことができた音を楽しむ会となりました。





次回の音を楽しむ会は4月26日(金)、ピアノ 橋本秀幸さんによる演奏会です。

どうぞお楽しみに!

※3月の音を楽しむ会は休演となります。

2024年2月2日金曜日

2024年2月 掘り出し市

   2月2日より大黒屋サロンにて「掘り出し市」を開催しております。



 大黒屋で使用していたもの、金継ぎした器、室礼のものなども販売いたします。
 また、サロンでは大黒屋コレクションも展示しております。この機会に、ぜひご高覧いただけたら幸いです。

会期 : 2024年2月2日 (金) - 2月 26日 (月) 9:00 - 17:00
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。


2024年1月26日金曜日

第238回 音を楽しむ会

2024年最初の音を楽しむ会は笛方 福原寛さん、囃方 仙波清彦さん、囃方 堅田喜之祐さんによる演奏会を行いました。


歌舞伎の開場と同時に黒御簾で演奏される「着到」で開演。着到は元々座頭の楽屋入を幕内に知らせる役割があったものです。一年の始まりにふさわしく、場が引き締まるような感覚もありました。


数多の芸能に存在する祈りの形「三番叟」。元は地霊を呼び起こし、五穀豊穣を願う曲として広まりました。笛の甲高い音色が地霊を呼び起こすかの如く会場に響き渡り、鼓の音色が村人の踊りのようにも聞こえる、心弾む一曲でした。


篠笛一管による「うぐいす」。庭先の梅の枝からうぐいすの声を聞き、心華やぐ様子を表しています。


木曽路より「春」。この曲は仙波清彦さん作調、福原寛さん作曲の古典的な楽曲に初めて二人で向き合った作品です。四季の美しさ、儚さに思い耽る一曲でした。


新春に欠かせない獅子舞の“寿獅子”と歌舞伎の“獅子”の二題を“音”で体感できる「獅子二題」。縁日に行き獅子舞が舞う様子を見ながら、一年の始まりに高揚する様子が目に浮かびます。


アンコールには「山桜」を篠笛一管で披露。一度は聞いたことがある曲だからこそ、笛の音色の美しさをより一層感じられました。


福原さん、仙波さん、堅田さんの優美な音色を楽しむことができ、2024年も健やかに過ごせそうです。





次回の音を楽しむ会は2月26日(月)、テノール 上原正敏さんによる演奏会です。
どうぞお楽しみに!







2024年1月12日金曜日

2024年1月 大黒屋コレクション展

  1月12日より大黒屋サロンにて「大黒屋コレクション展」を開催しております。

菅木志雄「通体連継」
磯谷博史「光へ」
 磯飛節子 「巻六目花籠」
上野友幸 「Ikebana Collage -Hydrangea」
山本雄基 「Parallel Circles(Large Void)」
對木裕里 「土地」
宮林妃奈子 「Winterling in the wind」「Danced tree bark」「春に唄う蕪」

大黒屋コレクションの中から菅木志雄、手塚愛子、山本雄基、上野友幸、對木裕里などの作品を展示しております。

会期 : 2024 年 1 月 12 日 (金) - 1 月 29 日 (月) 9:00 - 17:00

※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。




2023年12月16日土曜日

2023年12月 Limul 古代ジュエリー展

 12月16日より大黒屋サロンにてLimul-古代ジュエリー展-を開催いたします。


 Limul(リムル)を主宰する片桐光治さんは学生時代にネパールで一年間、文化人類学の現地調査をするなかで特に印象を受けたネパールの金細工と金細工師との出会いをきっかけに現在の古代ジュエリーデザイナーの道を選びました。


 Limulのジュエリーは古代文明の遺跡から発掘された玉石やトンボ玉を使って現代の美意識に合うようにリメイクしています。主にエジプト・メソポタミア・インダス・ローマなどの遺跡から発掘された玉石(珠)・トンボ玉などにハンドメイドの18K&22K金細工、銀細工を使っています。また現代の新しい素材も使用していますが、ひとつひとつ古代の素材と合うように丁寧に吟味した天然素材のみを使用しています。(着色の石・パール・練り素材はありません)



 「人が身を飾ることの原点」を想いながら研究・創作を続けている片桐さんは「ジュエリー(装身具)には人・自然・宇宙とのつながりが込められています。遥か昔の名もなき職人が作った小さな玉のひとつひとつが、様々な文明・民族の興亡(歴史)・社会経済(交易)・技術革新・芸術・宗教を豊かに語りかけてくれます。」

今から約10万年も前から人々は、装身具を身につけていたと言われています。太古の歴史を刻むビーズや現代に蘇る繊細な金細工が片桐さんの手によって紡がれ新たなジュエリーとして引き継がれ蘇った作品をぜひ身につけていただけたら幸いです。



会期 : 2023 年 12 月 16 日 (土) - 1月 8日 (月) 9:00 - 17:00               
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。

2023年11月26日日曜日

第237回 音を楽しむ会

2023年最後の音を楽しむ会はソプラノ 西田真以さん、ピアノ 吉本有佑さんによる演奏会を行いました。



今回の演目は...


〈 5つのGiuseppe Verdi 1813〜1901(ジュゼッペ・ヴェルディ)のオペラから 〉


◯「椿姫」より 乾杯の歌(1853年)


(Brindisi  from La Traviata)


◯「海賊」より 私の頭から暗い考えを(1848年)


(Non so le tetre immagini  from Il Corsaro)


◯「ルイザ・ミラー」より 神よ、私を罰してください(1849年)


(Tu puniscimi, o Signore   from Luisa Miller)


◯ マスカーニ作曲 カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲(ピアノソロ)


◯「イル・トロヴァトーレ」より 穏やかな夜、美しい月が(1853年)


(Tacea la notte placida  from Il Trovatore)


◯「オテロ」より 柳の歌〜アヴェ・マリア(1887年)


(Canzone del Salice 〜 Ave Maria  from Otello)


◯アンコール



夕食前にお飲み物を片手に楽しんで欲しいということで「椿姫より乾杯の歌」で開演しました。

ソプラノだけではなく、マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲」をピアノソロで演奏。吉本さんの美しく澄んだ音色に聞き入りました。

曲間には曲の時代背景、作曲者の人柄など曲の説明もあり、お二人の演奏を楽しむだけではなく、曲について理解し、より深く音楽を楽しむことができました。

「オテロより柳の歌〜アヴェ・マリア〜」は約15分と長尺で、オテロの妻であるデズデモーナの嘆きを表現しています。曲中には照明を落とし、明かりを持って登場する演出もあり、オテロの世界へと一気に引き込まれます。西田さんの表現力の高い歌声と、吉本さんの繊細なピアノの音色に魅了された一曲でした。

西田さんの凛としていて心に響く歌声と吉本さんの精妙かつ温かい音色を堪能した楽しむ会となりました。





次回の音を楽しむ会は2024年1月26日(金)、笛方 福原寛さんによる演奏会です。

どうぞお楽しみに!

※2023年12月は休演です。