2017年1月26日木曜日

第166回 音を楽しむ会

 2017年最初の音を楽しむ会は、津軽三味線の佐藤通弘さん、佐藤通芳さん、筝の海寶幸子さんでした。親子での共演がすっかりお馴染みです。


 テンポがよく、リズミカルな演奏が特徴的な津軽三味線。1曲ごとに迫力があり、自然と拍手が沸き起こります。






 佐藤さん達は、通芳さんの生まれる前からご夫婦でお泊まりにいらっしゃるお客様でした。お部屋や露天風呂など、今とは違う昔の大黒屋の思い出を懐かしく語る場面もありました。


 大黒屋は今年で創業466年になります。本日演奏した「千鳥」も江戸時代に作られた曲ですから、大黒屋のほうが歴史が古いのだそうです。


 アンコールは皆さんで掛け声を出して盛り上がりました。外はきれいな雪景色ですが、その寒さも吹き飛ぶようでした。






次回の音を楽しむ会は2月26日(日)、数学をテーマに活動する独立研究者の森田真生さんです。大黒屋では初となる「数学の演奏会」です。お楽しみに!

2017年1月19日木曜日

チャンタソン インタヴォンさん アートを語る会

 現在サロンにて展示中の「手仕事によるラオスの織物展」について、展示を監修したチャンタソン・インタヴォンさんによるアートを語る会が行われました。
チャンタソンさんは、20歳のときから日本の大学で学び、現在も日本をベースに長く活動しています。



 発展途上国であるラオスでは、女性の立場はとても低く、教育環境も十分ではありません。そこで失われつつあったラオスの伝統の技術、織り・刺繍・染色等を残すため、また、経済的にも女性たちが自立する支援を目的に「ホアイホン職業訓練センター」を設立しました。今回の展示品はこちらの「ホアイホン職業訓練センター」にてラオスの女性たちが制作した衣服やショールを展示しております。



 チャンタソンさんはNGOラオスのこどもの代表でもあり、ご自身が中学生のときからラオスに学校を作りたいという思いを持ちつづけ、子供たちの「学びたい」という意欲に応えてラオスに本を届けたり、絵や音楽などの表現を通じて学ぶ場を作るなどの活動も行っています。3年前にはラオスに念願の学校を作ることができ、子供達の学びの可能性を広げています。



 今回のトークでは、ラオスの民族や織、染、刺繍について詳しく話してくださいました。染は藍、黒檀の実、玉ねぎ、マリーゴールド、ラック虫…などを使って伝統的な方法で染めています。素材も絹、木綿、麻など純粋なものを使い、草木染めによる美しい光沢や自然な風合いが魅力となっています。ラオスの女性は文字を読むことはできなくても、織や刺繍の模様はイメージしたものをすぐに作ることができるといいます。





 ラオスの文化の発展と女性たちの自立、また伝統を繋いでいくための活動をつづけるチャンタソンさん、最後に自身の活動のキーワードとなる3つの言葉を頂戴しました。

 ◯ やりたいことをあきらめない
 △ 努力
 ◻ 実行

「手仕事によるラオスの織物展」は1月30日までとなっております。
売上の一部はラオスの女性や子供たちの支援にも繋がります。ラオスの手仕事の素晴らしさを是非間近でご覧ください。
http://www.itamuro-daikokuya.com/art/


2017年1月16日月曜日

雪の日の大黒屋 続

連日の大雪で大黒屋も美しい銀世界



2017年1月14日土曜日

雪の美しさ 冬の楽しみ

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全国的に寒波が訪れた今日、板室でも美しい雪景色が。
今回の雪は水分が少なく粉状で、ふかふかと気持ちの良い感触です。




木々も雪化粧。枝はあめ細工のように白く包まれました。


一面白くかがやく様は幻想的です。
春夏秋冬に雪月花という美が日本にはありますが、雪はこの季節だけ、
そして限られた地域で美しく見えるもの。足を伸ばして見る価値があります。


しんとした静けさと凛とした寒さの日は、特別な楽しみが。
雪景色を見ながらの読書、もちろん雪見温泉。


そして暖かい床暖房の部屋で食べるお鍋。
夕食、朝食共に日替わりの鍋が体を芯から温めてくれます。

雪道は車が心配!という方。スタッドレスタイヤを装備してゆっくりお越しください。
また、冬は新幹線かお車を那須塩原駅周辺の駐車場に1泊とめて(500円くらいです)
12:35那須塩原駅初のシャトルタクシーでお越しいただくのも安心です。

雪の板室を、楽しんでくださいませ。





2017年1月7日土曜日

1月 手仕事によるラオスの織物展

本日から大黒屋サロンにて「手仕事によるラオスの織物展」が始まりました。


ラオスの女性たちが染め、織った布や洋服、小物などを展示しています。
シルクやコットン、メコン川のコウゾを原料にした紙布など素材も様々。


藍やスオウ、ココナッツの実やマンゴスチンの実などさまざまな自然素材によって
染められた糸や布は鮮やかかつ柔らかな色彩をもっています。




森が大部分を占め、50以上の民族が住むラオスの特長は森により多種多様な民族が
分断されることでそれぞれの民族が独自の様式の織り、刺繍の様式を守っている
ことにあります。


その部族の1つである刺繍のエキスパートであるヤオ族のポーチ。
一針一針丁寧に施された幾何学模様の刺繍は美しいだけでなく丈夫にできています。


服の種類もさまざま。ラオスの伝統的な巻きスカート「シン」も。



「ラオスの織物展」は1月30日まで。1月18日 20:00からは
展示を監修したホアイホン職業訓練センター代表のチャンタソン・インタヴォンさんの
トークがございます。
あまり日本では知られていないラオスの織物についてのお話を伺えるこの機会に
ぜひお運びください。

公式Facebookにて展示の様子を多数掲載しております。
大黒屋公式Facebook



2017年1月5日木曜日

新年餅つき お正月名物芋餅

毎月5日は大黒屋のお餅つきの日。
本日は新年初めてのお餅つきです。お正月名物芋餅をお振る舞いいたしました。



新年への願いを込めて今日は臼にしめ縄とお飾りをつけます。



雪の降る中、炊き上げたもち米からいい香りが立ち上ります。





お餅つきのためにスタッフ全員毎日訓練をしております。
つきあげたお餅はなめらかで弾力があると皆様にご好評いただいています。



ふかしたサツマイモを一緒についた芋もち。きな粉をかけていただきます。



大黒屋では年に3回特別なお餅つきがあります。
1月5日の芋餅、5月5日の草餅、12月28日のゆず納豆餅。



体験したい方は前日夜にご宿泊されることをお勧めします。
ぜひ、お越しくださいませ。

公式Facebookにてより多くの写真を公開しております!
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2017年1月4日水曜日

第12回大黒屋現代アート公募展 第1次選考通過者発表


第12回大黒屋現代アート公募展第1次選考通過者40名が決定しましたので発表します。
(※1次選考通過者につきましては、個人情報保護のため受付番号のみの発表とさせて
頂きます)

  1番   4番   8番  26番
 37番  41番  47番  54番
 56番  63番  66番  96番
 99番 108番 132番 150番
154番 155番 157番 160番
170番 174番 185番 194番
204番 208番 209番 225番
229番 230番 243番 248番
268番 286番 307番 323番
357番 372番 374番 376番


(ご応募頂きました皆様へ)

この度は大黒屋現代アート公募展へご応募頂き
誠に有り難うございます。
今回も応募総数379点とたくさんのご応募を頂きました。
第2次選考は 大黒屋において2月初旬に行います。
(第1次選考通過者には郵送にて第2次選考概要を送付しています)
入選作品につきましては3月1日〜30日の間、
大黒屋サロンにて展示致しますので、ご高覧頂ければ幸いです。

2017年1月1日日曜日

新年あけましておめでとうございます 大黒屋のお正月

新年あけましておめでとうございます。
昨年は大黒屋にお越しいただきありがとうございます。
今年も皆様のお越しをおまちしております。

大黒屋のお正月はおせち料理からはじまります。



今年のおせちは32品。彩りもゆたかに、縁起のよいお料理が
たくさん入っています。



お雑煮のお餅はもちろん大黒屋でつきあげたものを。


早朝からひとつひとつ心をこめてつくりました。

スタッフは和装で新年のごあいさつを。


お正月飾りも華やかに。新しい年をお迎えしました。

今年もみなさまにとってよい一年になりますように。

大黒屋公式Facebookにても写真を多く公開しています。