5月の音を楽しむ会は三味線 佐藤通弘さん、佐藤通芳さん、箏 海寶幸子さんによる演奏会を野外で開催しました。
今回の演目は...
綺羅
津軽三下り
津軽じょんから節 即興かけ合い
ロンドンの夜の雨
アパラチアン三味線
カチカチ山
嘉瀬の奴踊り
夏 宵祭り
三味線ポルカ
8回目のご出演となる今回は、音による織物の様を表現した、琴独奏「綺羅」で開幕。川の流れや鳥のさえずりと相まって、とても優雅な時間となりました。
「アパラチアン三味線」の物凄く早い指の動きから奏でられる音色は、通芳さんの荒々しくも、真っ直ぐで熱い想いが伝わります。
「カチカチ山」の後半ではお互いの限界を突き詰めるかのような演奏に、曲中にも関わらず、大きな拍手が鳴り響きました。
「ヤーヤドー!」「ラッセラー!」と一緒に声を合わせ、会場全体で盛り上がった「夏 宵祭り」は、コロナ終息への兆しも感じられる1曲でした。
あふれる緑の中、心地良い風と共に三味線の力強い音色と箏の雅な音色を楽しむことができた、音を楽しむ会となりました。
次回の音を楽しむ会は6月26日(月)、能 川口晃平さんによる演奏会です。
どうぞお楽しみに!