本日より安齊賢太展が大黒屋サロンにて始まりました。
安齊賢太さんは福島県郡山市で作陶しながら全国のギャラリーで
個展を開催するなどいま注目される若手陶芸家の1
人です。大黒屋では2015年
12月の酒器展にて、お客様の注目を集めており、待望の初個展となりました。
「黑」と呼ばれる陶器に黒い土と漆を混ぜたものを塗り磨いた作品と、
「白」と呼ばれる磁器に白い土を重ねて磨いた作品がコントラストも鮮やかです。
黒い器でありつつ光を吸うような湿り気を帯びた手触りは、1ヶ月かけて磨き上げた
時間と手の技を感じさせます。言葉による説明を介さずとも、「もの」そのものの
「圧力」によって伝わる作品を目指して制作されているとのこと。
独特の丸みを帯びた形もまた、教育や文化に左右されない「人」の中に
共通する形に作られるとのこと。継ぎ目のないろくろ挽きの器、花器は芯の通った
美しさがあります。
展示は7月30日まで開催されます。ぜひ手に取り、手触りを味わってください。
ご宿泊でない方でもご覧いただけますのでお気軽にご来場くださいませ。
公式Facebookにてより多くの写真を掲載しております。
https://www.facebook.com/itamuro.onsen.daikokuya?ref=hl
18日(月・祝)20:00〜「アートを語る会」が行われます。
安齊さんの制作や生き様について直接お聞きすることのできる貴重な機会、
ぜひお運びください。