2020年11月1日日曜日

2020年11月 瀬沼健太郎展

 11月1日より大黒屋サロンにて、ガラス作家 「瀬沼健太郎展」を開催しております。

瀬沼さんは、東京都生まれ多摩美術大学デザイン科を卒業後、ガラス工房での勤務や大学での非常勤講師を経て2010年に東京で独立、現在は秋田公立美術大学准教授として後進の指導にあたりながら、展覧会を定期的に開催し精力的に活動されています。

瀬沼さんの作品の多くは古陶磁の形の普遍的な要素をガラス器に写した作品が特徴的であると同時に、制作の基本に水を大きなテーマとして捉えています。ガラスの瑞々しさを引き出し、水を見せるにはどのようにしたらよいかを常々考えて制作しており、また自身で花を生けることでも知られ、器をつくること、花を生けることどちらの行為もとても大事にされています。瀬沼さんは季節によって変化する植物など日常のちょっとした‘美’に気づけることを自身の作品を通して手助けができたら嬉しいと言います。

2018年の夏以来、2回目となる本展示では、板室の秋に合わせ花器を中心に酒器やグラスなどを展示いたします。ぜひご高覧いただけたら幸いです。

会期:2020年11月1日(日) − 11月29日(日) 9:00 - 17:00
作家在廊予定日: 11月1日
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。