2015年5月1日金曜日

吉村昌也 アートを語る会


吉村昌也さんによるアーティストトークが先日行われました。


吉村さんの学生時代やサラリーマン時代の話から
桑沢デザインでの、既成概念を壊す思想を学んだ話をされました。

もともと陶芸が好きで、よくギャラリーに足を運ぶうちに
自分もやりたいという気持ちに移行していったようです。


茨城県笠間市に薪窯を築き粉引をやるようになります。
先生曰く、茨城の土は鉄を多く含む黒土で、決して質のいい
土ではない。しかし、それに白化粧をし付加価値をもたせる
仕事をしている。と、おっしゃっております。

また、粉引は変化を楽しむものでもあり、
むしろ使わないと本当の価値はないと話します。

当時、あまりいなかった粉引作家としてデビューし、
現在では粉引を代表する存在にまでなられております。




現在でも、粉引墨染めという新しい技法への開発、挑戦や
常に面白い形を意識して作陶に励んでいると話しておりました。


※「アートを語る会」は毎月18日ですが、4月に限り29日に行いました。ご迷惑をおかけ致します。