大黒屋は「野鳥の訪れる宿」、であることをご存知ですか?
年間を通じてさまざまな鳥が訪れますが、冬はもっとも野鳥が集まる季節です。
冬の間、大黒屋の裏手にある野鳥の森にて、毎朝7:15ごろから野鳥の集まる様子を
ご覧いただく「野鳥に会う会」を行なっています。
代表の室井俊二が歌を歌って鳥を呼び寄せながら野鳥の森をご案内しております。
野鳥の森によく現れる鳥は山雀(ヤマガラ)、小雀(コガラ)、四十雀(シジュウカラ)など。鶺鴒(セキレイ)や河原鶸(カワラヒワ)が見られることもあります。
山雀は年中を通して大黒屋全域によく現れる鳥で、庭先に現れては巣箱に巣材を持っていく姿を見られます。
小さな体と茶色いお腹、黒い帽子をかぶったような頭が目印です。
四十雀は森の付近でよく見られる鳥で、すこし緑がかったような羽の色で雪によく映えます。
他の鳥との見分け方は「ネクタイをしている」こと。
首もとからお腹にかけての黒い線が特徴です。
自然豊かな大黒屋付近には滅多に見られなくなった貴重な鳥「山鳥」が現れることもあります。上の写真は大黒屋前の那珂川への斜面に朝ついていた山鳥の足跡。
雉に似ていますが「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む」の歌で知られる長い尾っぽが特徴です。
大黒屋の特徴は、遠くに出かけなくとも客室付近やお庭、少し歩けばおもいがけず野鳥と出会えること。ぜひこの冬、野鳥を探して見てください。