生形さんは、陶芸の産地、栃木県益子町で作陶されています。
愛知県立窯業高等技術専門校を卒業後、益子町の窯元にて3年ほど就職。
その後、陶芸家、鈴木稔氏の工房スタッフを経て2008年に独立。2011年に自身の工房を構えて現在に至っております。
生形さんの作品の多くは、繊細な紋様が施されております。自身の身近にある、木や植物などを参考に独自の模様や、中国、インド更紗から文様を参考に描くこともあります。繊細で美しい陰刻紋様(文字や模様を凹形に彫り込む陰刻)、陽刻紋様(文字や模様それらが浮き出るように彫刻する陽刻)を使い分け、一つ一つ手彫りで丁寧に施しているため、それぞれの表情が異なります。また印刻の凸凹に流れる独特なマットな質感の釉薬が生み出す美しいグラデーションは、紋様に陰影を生み出しています。
作品は東南アジア、中近東、インドなどの様々な文化の要素は不思議と日本文化も連想させ日本の美を感じます。大黒屋では、初めての個展となる本展では、花器、お皿、ポットやコーヒーカップなどおよそ100点を展示しております。
ぜひ、この機会にご高覧いただけたら幸いです。
会期:2020年8月1日(土) − 8月30日(日) 9:00 - 17:00
作家在廊予定日: 22,23日
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。
作家在廊予定日: 22,23日
※展示は宿泊以外の方もご覧いただけます。