2020年9月26日土曜日

第207回 音を楽しむ会

 9月の音を楽しむ会はピアノ 菅野潤さんによる演奏会を行ないました。

今回披露していただいた曲の共通テーマは「旅」、作曲者が旅の中で生み出した音楽の内容が多く含まれています。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲「ピアノソナタ第8番イ短調 KV310」では 煌びやかな街並みを颯爽と歩くようなメロディーが印象的でした。

フレデリック・ショパン作曲「前奏曲集全24曲 作品28」、この前奏曲には”決して来ることのない本題に対する前触れ”という意味が込められています。廃墟の聖堂に光るガラスの華奢な景色、など24の光景を映し出す音楽世界が鮮明に美しく会場で響いていました。

アンコールはショパン作曲ワルツ第9番変イ長調作品69-1「別れのワルツ」を爽快な旋律で演奏していただきました。

菅野さんが奏でる音楽世界を十二分に堪能できた音を楽しむ会となりました。       ご来場いただいた皆様ありがとうございました!



次回の音を楽しむ会は10月26日(月)、ソプラノ 森田克子さん です。
どうぞお楽しみに!