12月1日より大黒屋サロンにて、美術家 青木悠太朗さんによる 個展「Quien sabe」を開催しております。
青木さんは静岡県出身。東海大学大学院芸術学研究科造型芸術専攻修了後、初応募した大黒屋第10回現代アート公募展にて大賞を受賞しました。国内の個展、グループ展などに参加し2018 年にメキシコを拠点に活動、現在は東京にもどり制作を続けています。
作品としては伝統的な木を使った ʻ彫刻ʼ ですが、その造形には木の塊の量感を取り除くことで「空間」が解放され、ミニマルで幾何学的にそぎ落とされた形が周辺と関係しあうことで、有と無を同時に感じさせます。
メキシコでの生活、日本との風土の違い、旅の記憶、だれも知らない個人的な体験から作品の造形のきっかけやタイトルがつけられていることなど、本展覧会ではメキシコでの経験が色濃く感じられます。本展覧会は昨年末の帰国後、日本で制作した新作16点を展示致します。ぜひご高覧いただけたら幸いです。