近代フランスを舞台に活躍した音楽家の曲をメインに演奏されました。
のびやかなフルートの音色の美しさ、ステップを踏みたくなるような明るい曲で楽しませてくれました。
大黒屋の庭にはたくさんの鳥がやってきます。季節ごとに違う鳥がのびのびと飛び交います。そんな大黒屋の鳥にちなんで、「黒つぐみ」という現代音楽の演奏がありました。
この曲を作ったオリヴィエ・メシアンは鳥に非常に詳しく、作曲家でありながら鳥類学者でもあったそうです。鳥の声を楽譜に起こすという斬新な取り組みをした方です。
野生の鳥の生命感、緊張感が伝わってきました。
アンコールは中盤で演奏した「黒つぐみ」に対して「白つぐみ」という曲です。
まさに朝の小鳥のおしゃべりのような明るいメロディで、たくさんの鳥が集まってきそうでした。
今日はぽかぽかと暖かい陽気で、山の新緑が鮮やかに輝いていました。フルートの優しい音色が 木や鳥や花の彩りに寄り添うように聞こえてきました。
次回の音を楽しむ会は5月26日(木)、ボタンアコーディオンの伊藤浩子さんです。
お楽しみに!