西中さんは鮮やかで斬新な造形の中にある、日本人独特の美意識や感性に
よる作品を制作し、国内外から注目を集める作家です。
西中さんの作品を代表し、本展の副題ともなっている呼継。ひびや欠けたものの中に
「美」を見出す日本人の特殊さは、海外での滞在中に日本の文化を教えて欲しいと
頼まれたことから着眼するようになったそう。
茶器や、自然の中から造形のインスピレーションを得た食器なども展示されています。
西中さんはガラスという素材を通し、あくまで精神や光など目に見えないものを
生み出す仕事をしているという西中さん。
そして今回は庭師の木村博明さんとのコラボレーションによる
屋内に庭をつくり上げた作品、大黒屋玄関前の水琴窟の前に作られたガラスの庭が
見所になっています。
「時刻の扉」の周囲には大黒屋前の川石と苔の庭。大自然に囲まれた大黒屋には、
人工的な庭ではなくその自然や森を中に引き入れる庭がふさわしいとお話ししたそう。
大黒屋Facebookにて、庭を製作中の西中さん、木村さんの写真を
アップしております。ぜひご覧くださいませ。
玄関前には咲き始めたカタクリと西中さんの庭。
春の光と風と水と、西中さんのガラスがお待ちしております。
アーティストトークは18日20:00〜を予定しております。
ぜひお運び下さいませ。