瀬沼健太郎さんは東京都に生まれ、現在秋田で宙吹きによるガラス制作を行なっています。大黒屋では2年連続で酒器展に出品して頂いていましたが、個展は今回が初となります。
自らの手で花を活け、展示会場全体をつくる事で知られる瀬沼さん。花生けを行うようになり焼き物が土や地球を映し出すものであるように、ガラスの器だからこそ可能な「水の表現」を目標に制作するようになったといいます。
水のような透明度を生かした作品だけでなく、草木を活かすために表面を削ったり再度焼いたりなど色ガラスを用いない技術を駆使し、氷や流れなど様々な水のバリエーションを感じさせる作品が並びました。
昔から興味を抱いていたというシルクロードを渡って日本にやってきたギリシャやローマ、ペルシャの器や日本古来の焼き物のの形のエッセンスを取り入れ、大胆にガラスという素材で切り込んだ作品は板室の空間にも馴染んでいます。
展示は7月30日まで。本展のアーティストトークは20日の20:00に行われます。
ぜひ会場までお運びください。
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