2018年8月10日金曜日

涼をもとめて 板室のひんやりクールスポットを歩く

稀に見る猛暑の折、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
大黒屋でも日中は暑い日がつづきますが、朝晩は20度くらいまで下がって夜はクーラーを使わずに過ごすことができます。山と川からの自然の冷気が板室をつつんでくれているからですね。



自然豊かな板室には、暑い日でも自然の冷気に包まれて涼しさの感じられるクールスポットがいくつもあります。それらクールスポットを巡る45分ほどのお散歩コースをご紹介いたします。


1ヶ所目はお庭から階段を降りてすぐの那珂川の川原。山から流れ出す清水が流れる川原は、30度を超える日でも20度後半とかなり涼しく浅瀬では川遊びを楽しむことができます。8日の立秋前後にはススキが穂を出し、黄色い月見草が花開くなど秋の風情も涼を添えてくれます。


2ヶ所目は保養の館に向かう湯川にかかる橋の上。川の冷たい水から立ち上ってくる冷気で橋の上はいつも涼しく、橋の目の前にある漆の木は板室で一番始めに紅葉します。


3ヶ所目は北の館前を左に曲がり、温泉神社の参道入口。入口に立つ観音様の周りは森からの冷気が爽やかで、脇から流れ出る湧き水のチョロチョロという音にも涼しさが感じられます。


4ヶ所目は温泉神社入口よりさらに道を奥に進んだ湯川の堰を望むことのできる橋の上。知る人ぞ知る穴場のクールスポットですが、板室で一番涼しくいつでもひんやりとした空気が感じられます。堰を流れ落ちる勢いの良い水の音は目を閉じると滝の近くにいるような気持ちになります。


那珂川に注ぎ込む湯川

お散歩コースは那珂川方面だけ、または別館方面だけならそれぞれ20分ほど、両方歩いて45分ほどです。涼しさとともに自然の豊かな恵みを感じられる夏、ぜひ板室にお運びくださいませ。